茅葺屋根とは

イネ科の植物を乾燥させて屋根の材料として使用

2020年11月に茅葺(かやぶき)が伝統建築工匠としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
貴重な文化遺産と伝統技能として、ご存じの方も多いと思います。

そこで、茅葺を分かりやすくご紹介したいと思います。
茅葺(「萱葺」とも書きます)は、そもそもイネ科の植物のススキ、ヨシ、アシ、チガヤなどの総称で、これらを刈り取り乾燥させて屋根の材料として使います。ちなみに藁葺屋根(わらぶきやね)は、麦の穂を材料にした呼び方です。海外では、葦(よし)を材料にした葦葺き屋根もあります。

植物を材料にしていますが、寿命は約20年程度と長期間使用できます。
寿命を迎え古くなった茅は、そのまま堆肥として活用も出来るので、古来からエコロジーな建築材です。
SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)をはるか昔から実現していたとも考えられるのです。

イネ科の植物のススキ、ヨシ、アシ、チガヤなどの総称 茅葺屋根
お仕事のご依頼メールにてご相談下さい。

茨城県内は、もちろん、ご依頼があればどちらの場所でもご対応致します。

茅葺屋根

2020年11月に茅葺が伝統建築工匠としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

Image description

茅葺屋根の性能

材料のススキなどは茎が空洞なのが、その理由で何層にも重なった茎が優れた断熱性能を発揮してくれます。 特に真夏は、室内がヒンヤリするほど涼しくエアコンなどの必要を感じません。 真冬も暖かい空気を包み込む感じで優しい温かさを感じます。

Image description

茅葺屋根のメンテナンス

葺き替えから約20年程度が寿命ですが、これはしっかりと定期的なメンテナンスを行っていた場合が前提です。 お薦めしている定期的なメンテナンスは、傷んだ部分があればその場所の補修作業。 そして燻蒸(くんじょう)です。

Image description

葺き替え作業

葺き替えから数十年経過して、定期的なメンテナンスを行っても押鉾竹(茅を押さえている竹)が表面に出て来ると葺き替えの時期と判断できます。茅葺屋根全体の葺き替え作業は、必要な材料の確保もすることになり、ある程度の時間は掛かります。

茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根
茅葺屋根

小林茅葺屋根屋

<県北事務所>
〒312-0034 茨城県ひたちなか市堀口690-2
TEL 029-273-8396

<県南事務所>
〒302-0109 茨城県守谷市本町1042-3
TEL 090-3064-0555

Latest Posts